2冊の本
僕にしては珍しく2冊の本を並行して読んでいて、昨日今日と相次いで読了。
ついに待望の文庫化なった高野秀行氏の「アヘン王国潜入記」と、「スティーブ・ジョブズ 神の交渉術」(竹内一正著)。
両方ともにノンフィクションながら、前者は“他人がやらないことをして、それを文章で著し人に伝える”ことにかけては日本国内随一であると僕は確信している辺境探検作家の高野氏が自ら「私の背骨」と称する渾身のルポで、後者は言わずと知れたアップル 現CEOの、凡俗にとっては参考にすらならないまさに規格外のビジネススタイルおよびその成功譚を第三者が綴った伝記であるので、スッパリと頭を切り替えて難なく交互に読み進めることができた。
しかしまったく性格は異なる本でありながら、根底には共通するスピリットが流れていることもまた事実。
今の自分は、たった一度しかない人生を、自分の心を偽ることなく生きることができているだろうか?
♪ Tuff Baby - Iggy Pop
コメント
ふむ!それが共通のスピリットなんですね!
以前は、環境とか色んなことが邪魔になってなかなかそう生きることってできないよな~って、思っていましたが。
結局はきっと、’やらずにはいられない’って形で、だれもがそういう生き方を実現して死んでいくんじゃないかな~って
最近思います。
無数の人生の中の選択で、ときどき行きたくないところに行ったとしても。最終的にたどりついたとこが求めてたゴールだったら良いのかな、って。
Posted by: くろちゃん! | 2007年4月16日 18:55
まあそういうことです。
サラリーマンであることと自分が本当にしたい人生を送ることは両立し難いものであることは言うまでもありませんが、踏み出す勇気だけは失いたくないものです。
Posted by: FT編集長 | 2007年4月17日 00:03