スティーヴィー・ワンダー ジャパンツアー2007
昨晩は妻と朝潮橋にある大阪市中央体育館へ、スティーヴィー・ワンダーのコンサートを観に行った。
多少高をくくって車で行ってしまったが、中央体育館の駐車場はもちろん、ファミレスも含めて付近の駐車場は見事に満車の上に空き待ちの列、そりゃそうだわな。
仕方なく私が忌み嫌うドキドキパニック路駐アドヴェンチャー。
せっかくダッシュで間に合わせたのに、19時開演予定のコンサートは押しに押しまくり、結局始まったのは19:30。
ロックバンドならまだしも、彼のようなアーティストでここまでルーズなのはちょっと珍しい。
何かワケありか?
そんなカンジでアタマからドップリと入り込めたわけでなく、また実際の音の方も、CDで言うならオーヴァープロデュース気味、ヴォーカルを始めシンセなど各種音にかけられているエフェクトが煩わしく、生感は乏しい。
とはいえ、前半のクライマックス、「You Are The Sunshine Of My Life」に引き続き聴こえてきたチェンバロのイントロ、ぬぬ、これは私の大好きな「Higher Ground」だ。
そしてさらに同じくチェンバロが印象的な「Superstition」に続くと場内はオールスタンディングのダンシング。
盛り上がってきた。
ちなみに編成はスティーヴィーの他、ギター×1、ベース×1、ドラム×1、パーカッション×1、キーボード×1、トランペット×1、サックス×1、コーラス&ダンス×4の総勢12名。
そして御年56歳のスティーヴィーは見事にでっぷりと太り、禿頭の面積が広がっていた。
後半に差し掛かり、スティーヴィーが音楽の先生よろしくピアノを使って観客にいろいろなハミングをさせる、いかにもアメリカ的コメディタッチ溢れるMCの流れからそのまま「My Cherie Amour」、「I Just Called To Say I Love You」、さらには「Part-Time Lover」へと、サビやコーラスをオーディエンスに歌わせながらのパフォーマンス。
これはこれでまあいいけど、俺も歌ったけど、できれば観客の歌じゃなくて、フルヴァージョンの楽曲をちゃんと聴きたかった。
特に「Part-Time Lover」なんかは。
ショーの最後はメンバー紹介、そしてスティーヴィーがあいさつをして終わり。
アンコールもなかった。
曲で終わるんじゃなく、まるでInterludeのまま幕を閉じたような。
ある意味斬新。
とことん大人のショー、というカンジだった。
「Sir Duke」や「Uptight (Everything's Alright)」なんかを演らなかったのはちょっと残念だったな。
車は無事だった、今回は。
♪ Higher Ground - Stevie Wonder