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2006年11月 8日(水)

日米野球第4戦観戦

行ってきました! 日米野球2006第4戦@京セラドーム大阪。
コソコソと会社を早退し、京セラドームの最寄り駅から2駅ほどの地で働いている妻と合流、現場へ向かった。

“世界最強リーグ決定戦”の文言がとてもうそ寒い…

今さら“世界最強リーグ決定戦”、ってのも何だかなあ…。

試合前 国歌斉唱のセレモニー中

試合前の選手紹介の際はさすが大阪、8番セカンドに入った藤本と先発の井川の時になるとひときわ大きな歓声。

MLBの先発投手はサンディエゴ・パドレスのクリス・ヤング。
208cmの長身ながらパワフルというには程遠いカクカクした変な投げ方、でも体の大きさをまったく感じさせないハイレヴェルな牽制とクイックモーション。

対するNPB先発の井川は、ストレートは走っているように見えたがいかんせん制球が定まらずフォアボールが多い。
ただあの荒れ球でも6イニング2失点、しっかりとクオリティスタートの責を果たしたのはさすがだ。
仮に来季、メジャーでプレイしたとしてもこれぐらいは投げそうな気がするな?

井川vsハワード

4回、日本の攻撃途中、2アウトランナーなしからエラーで青木が出てスティール、次の村田に四球を与えたところで、それまで好投していたヤングをスパッと代えたMLBベンチ。
まだ無失点、2-0で勝ってるのに。
3連勝で勝ち越してもやっぱり本気だ。
本気で全勝して帰るつもりだ、こいつら。

やや荒れ模様だった序盤だったが、中盤以降は見事に締まって緊張感の漂う好ゲーム。
ランナー1塁で打者ラファエル・ファーカルの時にヒットエンドラン、セカンドに飛んだ打球を藤本がほんの少しファンブルした隙に(それでも打者は1塁で充分アウトにできたタイミング)、迷わず3塁に進み悠々セーフだったホゼ・レイエスのスピードと判断力に快哉。
レイエスはスティールする時も、まるで走る気などないようなそぶりからいきなりスタートを切る。
そのあたりのテクニックも、さすが2年連続60盗塁。

絶対抜けると思った広島 梵のレフトへの大飛球をダッシュしてランニングキャッチしたビル・ホール(梵だったから相当前に守っていたにも関わらず)、同様に「こりゃ落ちるだろう」と思われた飛球をダイヴィングキャッチで華麗につかんだライトのショーン・フィギンズ。
彼らのみならず、アンドリュー・ジョーンズ、ジャーメイン・ダイ、ジャック・ジョーンズも含め、今回のMLBの外野守備陣はすごい。
あれだけ広いフィールドに3人しか立っていないのに、ヒットゾーンはないんじゃないか、と怯えるほどだ。
打つだけじゃないからすごいなあ。

日本のショート、梵も頭上を抜けそうだったレイエスのラインドライヴをジャンプして好捕、あのプレイは素晴らしかった。
内野安打にはなったが、二遊間を抜けそうな当たりに飛びついて捕った藤本もドームを沸かせた。

そんな好ゲームをぶち壊してくれたのは、2-2の同点時、2番手ピッチャーとして登場した楽天 福盛。
モンスター、ライアン・ハワードに1発を浴びて勝ち越されてしまった(これで4本目!)のは仕方ないが、それでビビッてしまったのか、まったくストライクが入らない!
そして交代のタイミングが遅い! 野村監督!
自分とこの選手だからケツ拭かせたい気持ちも分かるけど、フォアボール2つ出して1、2塁になったところで代えなきゃ、あれは。
うちの妻ですら横で「あの人もうダメだよ~」って言ってるのに。
キャッチャーの里崎もチラチラベンチ見てたじゃん…。
誰がどう見ても終わってしまっていた福盛、それからまた四球で満塁、たまに入ったストライクはスコンと打たれてタイムリー、おまけにまたフォアボールで押し出し! はい、試合もこれで終わり!
京セラドームの観客すべてが福盛の敵だったぞ、あの時は…。
一番悪いのはノムさんだがね。

MLBはまさに公式戦さながら(それ以上)に小刻みで実戦的な継投を続け、途中ジョン・メインは打ち込まれたものの、5点リードしている最終回もジョー・ネイサンで締めくくるという方程式。

最後を締めたネイサン

井口、城島は出番なし、楽しみにしていたジョー・マウアーも出場はしなかったけど、いいもん見たなあ。

試合終了 チームメイトを出迎えるMLB インタヴューを受けるハワード

余談ながら、どこに原因があるのかは分からないけど、スコアボードの表示を変える担当の人もボーっとしすぎ!
ピッチャー代わってからもうインプレイになって投げてるのにまだ表示が前のピッチャーのままだったり、守備も代わってるのに表示は変わらず。
ジャック・ジョーンズが守ってるのに“A.ジョーンズ”ってしばらく出てるし!


♪ Someday - The Strokes


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