お祭りとか花火とか海とか全然行ってない
昨日、会社の最寄り駅を出ると1基の小さな神輿が。
いよいよ来週に迫った大阪を代表する夏祭り、「天神祭」の準備をしていた。
晩に打ち合わせで、天神祭の祭礼を執り行っている大阪天満宮が程近い帝国ホテルに出向いた際も、グランドフロアに飾られている祭り関係のデコレーションが人目を惹いていた。
先日は京都の祇園祭もあったし、まさに関西夏祭り月間である。
学生時代は京都に住んでおり、当然暇な時間も山ほど持て余していたのでいろいろなお祭りに行った。
祇園祭、葵祭、時代祭のいわゆる三大祭りはもちろん、時代祭のウラで行われている鞍馬の火祭、冬の百万遍の風物詩である吉田神社の節分祭、その他種々雑多の神社へと。
ああいったお祭りでは、昔の貴族や武士や町人などのコスチュームを身にまとって町を練り歩くパレードの参加者をしばしばアルバイトという形で学生に募集を掛けており、僕も幾度かそれに参列して平安貴族みたいな格好を着せてもらい、「ぬおお、さすが京都だ」と唸っていた、なんて想い出もある。
祇園祭の大行列に加わった時は、大観衆の見守る中、四条通をなぜかいささか緊張しながら歩いたりもしたなあ。
社会人になってからはそういったお祭りにもほとんど行っていない。
後年になると郷愁めいた淡くも懐かしい想い出となって胸中にいつまでも朽ちることなく残り続ける貴重な経験の数々と引き換えにするほど価値があるものなのか、多忙な社会人であるということは?
やりたいこと、行きたいところ、見たいもの、触れたいもの、感じてみたいものがたくさんあり過ぎる。
よく、「仕事しなくて毎日暇だったらやることないよ」とか、「定年退職して家にいたら退屈だよ」とかいう意見を聞くが、僕は絶対そんなことにはならないと思う。
80歳までとりあえず不自由しない財を成せていたら今すぐにでもリタイアする気は満々なのだが、残念なことにそれはできぬ。
週休5日ぐらいで今の収入を維持できるだけの甲斐性と能力があれば今すぐにでもそうしたいのだが、残念ながらそのようなものも備わっておらぬようで。
話はまるで変わって、例のジダンとマテラッツィにFIFAから下された処分が発表された。
第一印象で言うと、先日の大相撲 露鵬の処分もあまりに軽かったが、今回のジダンに課された処分も存外に軽く、それに比してマテラッツィに下った措置はなかなかに手厳しい。
というか、ジダンとマテラッツィの処分の格差が近すぎると個人的に感ずる。
いくらマテラッツィの投げた言葉が相手を挑発するための“言葉の暴力”だったとしても、それと実際に力の行使に及んだ“物理的な暴力”は絶対的に違う。
どちらもならず者的行為には違いないけれど、その2つの間には大きな開きがある、特にスポーツのゲームの中においては。
マテラッツィに課された処分の重さを聞き、てっきり人種差別発言が認定されたのだなと思っていたら実はそうではないみたいね。
人種差別的な発言内容ではなかったけれど、名誉を毀損したから処分する、って何かおかしいと思うのは私だけか?
つまるところ前に書いた論調と変わるものではないんだけど、だってジダンが頭突きしなければマテラッツィの発言だって看過されていたわけで、処分の下りようもない。
ジダンが頭突こうが頭突くまいが、マテラッツィの発言はその前に吐かれていたものだとするならば、頭突いた場合にだけ相手方にも処分を課すというのはちょっと論法が理解できない。
FIFAのアティテュードとして、差別は許さない、というスローガンがあるから、マテラッツィの発言内容に人種差別の意味合いが含まれていればまあそれもしょうがないかな、と漠然と予想はしていたけど、そうじゃないのにこうなるとは。
相手が暴力で対抗しなかったから問題になっていないだけで、たぶんマテラッツィと同等かそれ以上に相手の名誉を毀損する暴言をゲーム中に相手に向かって吐いているプレイヤーはたくさんいるんじゃないかな、きっと。
「お前の奥さん、○○と寝たらしいな」なんてトラッシュトーク、しょっちゅうあるって話もあるし。
理屈の上では、ピッチ上のすべてのプレイヤー、あるいはベンチのプレーヤーやコーチにまですべてマイクをつけ音声を録音し、そこに暴力行為があろうがなかろうが「名誉を毀損する」発言があればすべからくその発言主を処分しなければいけなくなるじゃない。
FIFAの発表すべてを鵜呑みにするのもどうかと思うけど、これが公式見解なのだからそれをすべての判断材料にするしかないし、とにかく便秘気味の腸捻転気味にスッキリしない。
ヴィデオ判定問題も含めて。
♪ 矮小な惑星 - 宮沢和史
コメント
そろそろ夏祭りの時期ですね~。
でも梅雨明けが大幅に遅れるみたいなので
夏の雰囲気は味わえなさそう・・・。
花火大会とか、昔は行ったけど
最近はわざわざ足を運ぶこともなく、自宅のベランダから見る
ぐらいです。
Posted by: ミサキ | 2006年7月21日 09:53
奥方様とふたりで浴衣着て行っておいでよ~。
あたしは今年も浴衣を買ったものの、着ていく機会がゼロ(-_-;)
夏祭りは無理として・・・秋祭りまでに彼氏ができますように(涙)
Posted by: あやっち | 2006年7月22日 02:36
梅雨も明けないので、お祭りも浴衣もなかなかねっ。
人生60から楽しくなるに違いないと思います。その為にも今一生懸命??
私が通っている英会話は文化センターのため、普通の社会人男性は難しい平日夕方。リタイヤ組のおじさま達がたくさんいますが、かなりみんな充実した生活。英会話も積極的だし、外国も行きまくってるし、ジムにもいっていたり、海外にいる娘さんと毎日メールなど、若者達よりもよっぽど充実。自分もそうなれるかな?絶対なりたい!!
Posted by: ペーター | 2006年7月23日 00:39
>ミサキ
長野は大変だったようですが何事もなかったようで何よりです。
自宅から花火が見えるってすごいですね!
>あやっち
何か俺、恰幅がよくないから浴衣似合わないかも…?
旅館とかで寝る時着たらいつも奥さんに笑われますよ。
夏祭りは無理として、って諦め早っ!
>ペーター
リタイア後や余暇の時間を楽しめる人って人生得してるってカンジしますよね!
お互い頑張りましょう。
仕事しながら余暇も楽しもうとすると結局睡眠時間を犠牲にするしかないのでどこかでツケが…(笑)!
何とか不労所得を得る方法はないものか…?
Posted by: FT編集長 | 2006年7月23日 00:55