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2006年7月31日(月)

血ヘドを吐く思いで当雑記復旧

というのはちょっと誇張だが、かつてないほどの肩こりを患い視力が1割ほど悪くなったんじゃないかと思えるぐらいにはPCに張り付き作業を続け、本日、当雑記の復旧にこぎつけることができた。
htmlの形では残っていたので、九死に一生。
しかしエントリーIDを引き継ぐことはできなかったので、7月26日以前のエントリーに対してはコメントなどを寄せることはできなくなってしまったが…。
復旧後、新しく投稿したエントリーは7月27日分以降。
ここ最近“Internal Server Error”によってコメントの投稿を受け付けなかった不具合も直っているはず。
KamaQを始め、いろいろと有用なアドヴァイスをくれた諸氏にはこの場を借りて、多謝。

さて今日を生きた収穫としてはブログの復旧の他にもう1つ、うちで飼っているヘルマンリクガメのシロのあくびを写真に収めることができたこと。
いつか撮ってやろうと思っていたが、ようやく達成。

あくびをするカメ


♪ Past the Sound of Whispers - Spiritual Beggars


2006年7月30日(日)

待ちに待った海遊館のナイトツアー

今日は待ちに待った、海遊館「夏休みナイトツアー」!
大阪の水族館「海遊館」が行っているガイド付きの参加プログラムで、事前に往復ハガキで申し込み、運良く抽選に当たったのだ。

18時過ぎに海遊館のある天保山に到着したが、よみうりテレビが仕掛けている夏季限定のアトラクションエリア、「わくわく宝島」がものすごい勢いでオープンしていた。

海遊館のある天保山ハーバービレッジは「わくわく宝島」で大賑わい

すごいパワーだ。
マジーも踊っていたよ。
東京の「お台場冒険王のように、大阪でもMBSの「オーサカキング」とか、この種のイヴェントが増えてきた。

18:50、「ナイトツアー」の参加者30名が集合し、いよいよツアーのスタート。
まずは企画展の「いきものデザイン博」を急ぎ一通り見物。
水棲生物をデザイン性の高い水槽や装置を使って飼育、それによってアートを創り出そうという試みだが、実際とてもきれいで充分眼福になる。

なかなかよかった企画展示「いきものデザイン博」

ツアー引率の職員は全部で3名おり、途中からツアー参加者は2手に分かれて水族館の中を巡っていく。
ガイド役の係員の中で、どうも人前で話すことが苦手そうな、声の小さな若い男性職員がいたのだが、首尾よく彼の担当ではない班に潜り込むことができた。
こちらはハキハキと声も大きく、話も上手な女の子。
よかった。

照明を消した後の、夜ならではの生物の生態というものは時間も短かったせいか思ったほど見られなかったが、概ね文句のつけようがなく、大満足。
中でもやっぱり面白かったのはガイドを務める飼育員の話。
生物に関する知識の面でももちろんだけど、それよりもリアルに響いてきたのは実際に日々の業務の中で経験した体験談。
さまざまな生きものに餌をやる時のエピソードや、各個体の特徴、飼育にまつわるいろいろな裏話など、妻ともども興味深く耳を傾けた。
脱走したオオサンショウウオ、タコやウツボやピラルクに給餌する時の苦労話、ラッコやナマケモノの偏食エピソードなどなど。
初めて知ったことももちろんたくさん。
ちなみに他のお客さんはほとんど子供連れだった。
バックヤード、ジンベエザメの棲む「太平洋」の大水槽の上にも登ることができ、とても面白かった。

内緒で大水槽の上から撮影

21:20頃、2時間あまりに及ぶナイトツアーは終了、車で家の方まで帰り、腹が減ったので2号線沿いにある芦屋のラーメン店、「ふうりん」へ行った。
ラーメン店が密集しているこの界隈においても一番美味いという人も少なくない名店で、今日もありつくまでに15分ほど並んだ。

初めて食べたけど、掛け値なしに、美味い!
あっさり醤油ベースのスープに、ハクサイがたくさん、細めの麺もスープとよく馴染んでいる。
これはマジでここ数年食べた中でもナンバーワンかも…。
ギョーザも美味かった。


Posthuman - Marilyn Manson


2006年7月29日(土)

京セラドーム大阪で妹夫妻とオリックスvsロッテ観戦

昨日より愛知県日進市在住の我が妹夫妻(夫のせいやんは無類のロッテファン)が関西に遊びに来ており、昨晩は2人で神戸のスカイマークスタジアムにオリックスvsロッテを観戦しに行き、その後我が家にて滞在(僕は仕事で会社に泊まり込みなので、僕の妻と妹夫妻の3人)、そして明けて今日は、仕事終わりの僕と僕の妻も一緒になって計4人、今度は京セラドーム大阪に場所を移して行われる同カードを観戦しに行くのだ。
というか行ってきた。
席は3塁側のエグゼクティブシートだったけど、ほぼ真後ろに近くてとても見やすかった。

先発は吉井と久保、そしてケガでここのところは代打での出場だった清原が今日からスタメン復帰。
さすが土曜のナイター、それに今やパ屈指の人気カードということで、数年前からは想像もできない客の入りだった。

バッターボックスは清原

単打はたくさん出る乱打戦だったけど、残塁も多く点はあまり入らない、何だかちょっと締まらない試合展開。
西岡の左打席から飛び出した右中間スタンドインにはちょっと驚いたぞ。

9回裏、ロッテが5-2とリードして、マウンドに上がったのはここのところ救援失敗が続いている小林雅。
一昨年あたりからかつての安定感はなくなり、僕個人的にはクローザーとしての信頼性は甚だ乏しいと思っているのだが…。
ロッテマニアのせいやんもこれには同感らしい。

案の定、というわけではないかもしれないけれど、今江のまずい守備もあったが1点返されて5-3、ランナーを1人置いてバッターは4番、DH 清原!
1発出ればもちろん同点だ。
結果は…三振!
やっぱり(?)。
続く5番の中村も三振でゲームセット!

悪いけど今の清原とノリはちょっと見てても打てる気がしなかったな…。

試合終了後、明日は草野球の試合があるということで妹夫妻はそのまま車を走らせて日進に帰っていった。
また今度ゆっくりな。


Time Machine - Black Sabbath


2006年7月28日(金)

こんな時に限って業務多忙

ブログショックからまったく立ち直りを見せぬまま、昨日はなんとAM5:30起床で東京へ。
10:30に始まる会議に行かねばならぬのだ。
大人って辛い。
しかしこんなことで脂汗をタラタラ流してしまう自分の脆弱さを改めて思い知ったよ。

THE BOOMの曲で、「掌の海」という歌があるのだが、下のような歌い出しで始まる。

 サヨナラと言われた朝に この世界 色褪せていた
 いつの日か届けてくれた 花だけが赤く染まるよ
 サヨナラと言われた朝に この世界 音が薄れた
 いつの日か聴かせてくれた 歌だけがかすかに響く

もちろんこれは男と女の中を歌ったものだけど、この雑記のデータが一昨日消失した瞬間、僕はまさにこの歌詞をすぐさま思い出してしまった。
今まで見えていたもの、聞こえていたもの、とにかくすべて何ら変化のない外界が、すっかり様変わりしてしまったような錯覚に強く襲われたのだ。
ブログのデータが消失する瞬間というものは、愛する人が去ってしまう瞬間に通ずるのだな。
同様の感覚を歌っている歌はこの曲の他にもいくつもあるけれど、なるほど、アーティストならこれは作品として形に残したくなる感覚なのかもしれん。

ビックリしたのは、俺はそれほどインターネットに普段依存していたんだな…! と痛感してしまったこと。
ほんの数年前まではPCがなくても、ましてや自分のサイトやブログがなくても何ら不自由なく(当たり前だ)日常生活を送っていたはずなのに、たった数か月分のこの雑記のエントリーが消えてしまっただけで僕は激しく動揺し、恐れ戦いた。
archiveが生き残っていて復旧の可能性がある以上おいそれとは記事を増やせないし、そもそも少しでも自宅で自由に使える時間があればその復旧作業に関することに労力を費やさなければいけないので、日々の出来事など書きとめているのは難しいだろう(まあ今書いてるんだけど…)。
「ブログという形で文章にしたためる」ことのない日常をこれから送らなければならないのか、と大いに畏怖した。
それだけはもう今となってはこの身には耐え難いものがあるだろうから、ちょっと無理して近未来のためにテキストだけでも残していこう。

そんなささくれ立った精神状態を引きずってかどうか、前日3時間も寝ていないのにもかかわらず、往復5時間に及ぶ新幹線乗車のうちウトウトしたのはほんの10分ほど。
目が冴えてるから仕方なく本でも読もうと重松清を取り出したら、不覚にも目頭が熱くなるではないか!
剥き出しの心はかくも鋭敏か。
恐るべし。

とにかく今はどうしたら復旧できるのか、そればっかりで頭がいっぱい…。


掌の海 - The Boom


2006年7月27日(木)

本当に参った

大トラブル発生。
2006年2月15日以降のエントリーが消えてしまった。
正確にはサーヴァー内のデータは残っているようだが、再構築にしくじってしまい復旧のメド立たず。

それとは別に数日前より“Internal Server Error"によりコメント投稿ができない状態が続いているし、もう踏んだり蹴ったり。
自律神経が乱れるほどの、ちょっとした恐慌状態だ。


I Surrender - Rainbow


2006年7月26日(水)

結局花火見てみた

結局ダイヴィング用のウェットスーツなどもろもろはいろいろあって街のお店で買うことにし、昨日妻と再び梅田の量販店に行った。
在庫のあった分は会計を済ませ、なかった分は取り寄せを頼んできた。
来月ぐらいには潜りに行けるかな!?
再来月かな?

夜、せっかくなのでそのまま、天神祭の花火見物に出向いた。
大阪最大級の夏祭り、天神祭は24日、25日と開催され、ちょうど昨日はクライマックスの大花火大会に当たっていたので。

帝国ホテル近くの大川畔まで出張って見たが、すさまじい人の出に相当疲れた。
でも花火は圧巻の壮観、最後の連発技なんか鼓膜が破れるかと思ったよ。

最後のドデカい花火

若かりし頃、いわゆる青少年期にはこのようなお祭りや花火大会などにはほとんど興味を示さなかったちょっとひねくれていた私だが(今もひねくれてはいるけど)、それなりに年を経ると、また同行者が喜んでいたりするとやっぱり楽しいものなのかもしれん。

OAPでうどん喰って帰った。

あ、前後したけど昼は会社近くの「洛二神」というラーメン店で、繁盛大飯店の店長さんに教えてもらった冷たいラーメンを会社の仲間たちと食べた。
最後、丼の底につゆがたまって少し味が濃くなるけど、美味かった。


♪ Gravity - Nuno


2006年7月24日(月)

オーソドックスなパターンの月曜日?

午前中は妻の用事に付き合って西宮北口までひとっ走り、帰ってきて午後から水槽の掃除&水換えをした。
前後してヘルマンリクガメをヴェランダに出して散歩させたり。

生き物の世話に明け暮れた後シャワーをザッと浴び、夕飯を食べに妻と近所の沖縄料理店「とよもと」に散歩がてら赴く。
前から気になっていた石焼きピビンバに、あんだんすご飯、パパイヤチャンプルー、糸満モズク、豚足、揚げナス田楽を食べた。
どれもいつも通り美味いが、やっぱり中でもモズクは本州のとは全然違うね!
サーヴィスでデザートにパッションフルーツも出してくれてお腹いっぱい。


♪ What's With The World ? - Michael Monroe


2006年7月23日(日)

妻の旧友一家が急ぎ来訪、今度またゆっくり

今日の昼、妻の友人のなおちゃんとその夫 おじこ、そして間もなく8ヶ月になる息子のリンのA一家が大層な手土産を携えて遊びに来てくれた。
現在茨城県在住のA一家、今日は姫路の友人宅から直接ドライヴしてやってきた。

リンボウはまだ人見知りもしない上におとなしく、とても育てやすそうな印象。
水槽の魚たちには強い興味を示していたが、カメにはちょっとビックリしたらしく、怖がって泣く一幕も!

離乳食を食べるリンボウ 魚に興味を示すリンボウ

宅配の寿司を囲みながら、子供と遊びながらいろいろな話をしたけど、彼らのスケジュールは忙しく、今日中になおちゃんと子供は名古屋の実家へ、夫のおじこは仕事のため米子に入らなければいけないということで実質2時間あまりの団欒であった。

なおちゃんは子を乗せて車で、おじこは鉄道でそれぞれ東に西に散っていったよ。
またゆっくり!


晩、雨天順延となったプロ野球オールスターゲームの第2戦をテレビで観たが、第1戦に劣らぬいい試合だった。
初戦同様、出てくるピッチャーのほとんどの投球はストレート、これぞオールスターならではの単純勝負。
試合展開も乱打戦ながら取って取られてのシーソーゲームだったので緊張感も損なわれず。
サンマリンスタジアム宮崎もとてもよさそうなボールパークだったなあ。


♪ Thank You - Led Zeppelin


2006年7月22日(土)

近年稀に見る素晴らしいオールスターゲームだった

今夜は残念ながら雨天中止となってしまったが、昨晩行われた今年のプロ野球オールスターゲーム第1戦は近年稀に見る好ゲームだったんじゃないだろうか? 内容もさることながら見どころ満載で。
戦前はもはや語るまでもないここ最近のプロ野球人気の低迷ぶりに加え、セ・パ交流戦がついこの間まで行われていたということもあって、何だかお祭り気分が盛り上がらず注目度の低かったオールスター。
ところがいざ蓋を開けてみると、9連続奪三振を狙いにいくと公言した松坂と今や球界を代表するエースとなった川上の競演に始まり、ツーベース、電光掲示ベルト、顔面強打ダイヴィングキャッチと見せ場を作ったカリスマ SHINJO、盗塁にエラーにホームランにとこちらも目立ちまくった青木、バックスクリーン直撃弾を放った同じヤクルトの岩村、さらには古田と吉井の40歳 不惑対決、打てなかったけど存在感を示した清原、そして9回を締めた藤川の、“直球がくると分かっていても一流のスラッガーがかすりもしない”伝説級のストレートに、159キロ連発のクルーンとそれを打ち返した好調里崎などなど、これぞオールスターゲームという素晴らしいイヴェントだった!
どうやら試合途中で壊れてしまったようだけど、主審の頭部に取り付けた“審判目線カメラ”も、草野球をやっている野球好きにとってはたまらない試み。
ぜひまた機会があればあの画を見せてほしい。
今は番組のスポーツコーナーを担当しているので業務としてテレビ観戦していたのだが、仕事まるで抜きでとても楽しめた。
繰り返すけど、WBCを除いて、野球を見ていてこれだけ面白いと思ったのは何年ぶりだろうか…?


夕刻家に帰り、ヘルマンリクガメのシロをヴェランダに出して散歩させていたら、ヴェランダから部屋に上がるところにあるサッシの上をずーっと行ったり来たり往復を繰り返していたので、「こいつ部屋に入りたいんかな?」とガラス戸を開けてやったら、見事思惑通りにサッシを乗り越えて部屋に侵入したのだった。

サッシを乗り越えて部屋に侵入中のカメ

カメって障害物の上に乗ったり段差を乗り越えたりするのが案外好きだから、ただそれだけだったのかもしれないけど。


♪ The World Around - King's X


2006年7月21日(金)

お祭りとか花火とか海とか全然行ってない

昨日、会社の最寄り駅を出ると1基の小さな神輿が。
いよいよ来週に迫った大阪を代表する夏祭り、「天神祭」の準備をしていた。

天神祭準備の一コマ

晩に打ち合わせで、天神祭の祭礼を執り行っている大阪天満宮が程近い帝国ホテルに出向いた際も、グランドフロアに飾られている祭り関係のデコレーションが人目を惹いていた。
先日は京都の祇園祭もあったし、まさに関西夏祭り月間である。

学生時代は京都に住んでおり、当然暇な時間も山ほど持て余していたのでいろいろなお祭りに行った。
祇園祭、葵祭、時代祭のいわゆる三大祭りはもちろん、時代祭のウラで行われている鞍馬の火祭、冬の百万遍の風物詩である吉田神社の節分祭、その他種々雑多の神社へと。
ああいったお祭りでは、昔の貴族や武士や町人などのコスチュームを身にまとって町を練り歩くパレードの参加者をしばしばアルバイトという形で学生に募集を掛けており、僕も幾度かそれに参列して平安貴族みたいな格好を着せてもらい、「ぬおお、さすが京都だ」と唸っていた、なんて想い出もある。
祇園祭の大行列に加わった時は、大観衆の見守る中、四条通をなぜかいささか緊張しながら歩いたりもしたなあ。

社会人になってからはそういったお祭りにもほとんど行っていない。

後年になると郷愁めいた淡くも懐かしい想い出となって胸中にいつまでも朽ちることなく残り続ける貴重な経験の数々と引き換えにするほど価値があるものなのか、多忙な社会人であるということは?

やりたいこと、行きたいところ、見たいもの、触れたいもの、感じてみたいものがたくさんあり過ぎる。
よく、「仕事しなくて毎日暇だったらやることないよ」とか、「定年退職して家にいたら退屈だよ」とかいう意見を聞くが、僕は絶対そんなことにはならないと思う。
80歳までとりあえず不自由しない財を成せていたら今すぐにでもリタイアする気は満々なのだが、残念なことにそれはできぬ。
週休5日ぐらいで今の収入を維持できるだけの甲斐性と能力があれば今すぐにでもそうしたいのだが、残念ながらそのようなものも備わっておらぬようで。


話はまるで変わって、例のジダンとマテラッツィにFIFAから下された処分が発表された。
第一印象で言うと、先日の大相撲 露鵬の処分もあまりに軽かったが、今回のジダンに課された処分も存外に軽く、それに比してマテラッツィに下った措置はなかなかに手厳しい。
というか、ジダンとマテラッツィの処分の格差が近すぎると個人的に感ずる。
いくらマテラッツィの投げた言葉が相手を挑発するための“言葉の暴力”だったとしても、それと実際に力の行使に及んだ“物理的な暴力”は絶対的に違う。
どちらもならず者的行為には違いないけれど、その2つの間には大きな開きがある、特にスポーツのゲームの中においては。
マテラッツィに課された処分の重さを聞き、てっきり人種差別発言が認定されたのだなと思っていたら実はそうではないみたいね。
人種差別的な発言内容ではなかったけれど、名誉を毀損したから処分する、って何かおかしいと思うのは私だけか?

つまるところ前に書いた論調と変わるものではないんだけど、だってジダンが頭突きしなければマテラッツィの発言だって看過されていたわけで、処分の下りようもない。
ジダンが頭突こうが頭突くまいが、マテラッツィの発言はその前に吐かれていたものだとするならば、頭突いた場合にだけ相手方にも処分を課すというのはちょっと論法が理解できない。
FIFAのアティテュードとして、差別は許さない、というスローガンがあるから、マテラッツィの発言内容に人種差別の意味合いが含まれていればまあそれもしょうがないかな、と漠然と予想はしていたけど、そうじゃないのにこうなるとは。

相手が暴力で対抗しなかったから問題になっていないだけで、たぶんマテラッツィと同等かそれ以上に相手の名誉を毀損する暴言をゲーム中に相手に向かって吐いているプレイヤーはたくさんいるんじゃないかな、きっと。
「お前の奥さん、○○と寝たらしいな」なんてトラッシュトーク、しょっちゅうあるって話もあるし。

理屈の上では、ピッチ上のすべてのプレイヤー、あるいはベンチのプレーヤーやコーチにまですべてマイクをつけ音声を録音し、そこに暴力行為があろうがなかろうが「名誉を毀損する」発言があればすべからくその発言主を処分しなければいけなくなるじゃない。

FIFAの発表すべてを鵜呑みにするのもどうかと思うけど、これが公式見解なのだからそれをすべての判断材料にするしかないし、とにかく便秘気味の腸捻転気味にスッキリしない。
ヴィデオ判定問題も含めて。


♪ 矮小な惑星 - 宮沢和史


2006年7月20日(木)

NBA狂いもたまには実利をもたらす

昨年にPADIのオープンウォーターのCカードを取得した僕だが、その後申し込んだアドヴァンスのクラスをほんの少しだけ進んだきりのまま放置して早数ヶ月。
もうだいぶ暖かくなってきたので、つーかすでに真夏なのでそろそろ潜りに行こう! というわけで、昨日の仕事帰りに妻と待ち合わせて梅田にあるダイヴィング器材の量販店に行ってきた。
今までレンタルばっかりだったウェットスーツを今年は2人して買おうと決め、それを物色しに。
いくつか試着したり、いろんなメーカーのカタログをドッチャリもらったりだけして買わずに帰宅。
実は妻の知り合いに頼めばかなりお安くダイヴィング用品が手に入るらしいので、品定めだけなのである、ここでは。
スーツ以外にもフィンやら妻のブーツやらメッシュバッグやら調達すべき品々を何とかピックアップしてみた。
はてさて。

帰り道、泉の広場からちょっとだけ入ったところにある「一汁三菜」という定食屋で晩飯。
ここは1人で来るのにも便利そうだ。

昨日はちょっとうれしいハプニングもあり。
NBA好きの会社の先輩が唐突に、「これやるよ。いらんかったら捨てといてよ」という言葉とともに大量のUPPER DECKのトレーディングカードをくれたのだ!
むおお。
今まさに会議が始まらんとする瞬間にわざわざ会議室までもって来てくれたみたいだが、そんな時に独り激しく興奮してしまったではないか。
ありがとうございます、捨てるなんてとんでもない!

UPPER DECKのカードをたくさんもらった

頂いたのはUPPER DECKの「2005-2006 ROOKIE DEBUT」というシリーズで、ざっと数えてみたところ600数十枚はあるみたい。
おまけになぜか同じくUPPER DECKのMLBカードも50枚以上入っていた。

NBAカードといえば僕はかれこれ7~8年ほど前になるだろうか、その頃にちょっと集めていたことはあるんだけどそれ以来。
こりゃアルバム買わないとな!

僕は概ね他人には生き物キチガイでバスケキチガイと思われているようだが、それもたまにはこんな風に役に立つ。


♪ Big Train (From Memphis) - John Fogerty


2006年7月17日(月)

昨日はチャンネルを、今日は時間を間違えた!

朝から雨が降っていた今日は、起きてまずヘルマンリクガメを温浴させて巨大なウンチをさせ、カメに餌をやって魚に餌をやって、昼から4つの水槽の水換えと掃除をした。
今回は濾過装置である外部フィルターの清掃や魚のお引越しもしたのでいつもよりも少し時間が掛かった。
60cm水槽の1つに入れている流木に活着して繁茂している巨大ウィローモスの中から、衰弱しているコリドラス パンダが1尾救出された。
どうも潜り込んで出られなくなっていたみたいだ…。
うちの水槽はサルガッソー海域か。

ウィローモスの中から救出されたパンダ 復活を祈る

晩飯は妻と近所のお好み焼き店「来たろう」へ。
19時前に行ったらもう満席で10分ほど待った。
それ以降も客足はまったく途絶えず、相変わらずの繁盛ぶり。
今日は「二代目」という、ねぎ焼きとお好み焼きが半分ずつ組み合わされた1枚と、すじオムレツそば、野菜炒め、牛肉のたたきを喰った。
2人だとあんまり量は喰えないから「二代目」は非常にお得なカンジだ。
素晴らしく美味かった。

昨日一昨日でとてもショックだったのは、2夜連続で放送していた「NHKスペシャル 恐竜vsほ乳類」を両日とも録画し損なったこと!
何てバカな俺。
あまりにも散漫じゃないか。


♪ Burning Inside - Ministry


柵越え打たれたの初めてかも

昨日の昼は妻と兵庫県立芸術文化センターに、オペラ「蝶々夫人」を観に行った。
音楽 ジャコモ・プッチーニ、プロデュース&指揮 佐渡裕、演出 栗山昌良。

オペラ「蝶々夫人」

あらすじをご存知の人も多いと思うが、原作者が外国人ながら日本が舞台で出演者の多くも日本人という特異なこのオペラ、和服を着て日本髪のかつらをつけた役者たちがイタリア語で歌い上げる様はなかなかエキセントリックだ。

指揮と演奏はもちろん一流、歌唱も演技も物語も申し分なく楽しませてもらったけれど、残念だった点も少々。
まず、申し訳ないけれど蝶々夫人役の歌手がオキレイではない!
ちょっと遠めに見ると松竹新喜劇を演じている藤山直美にしか見えない蝶々夫人、「こんなに美しい娘は見たことがない!」なんてセリフも出てくるんだけど、そこには感情移入できなかったよ…。
力のあるソプラノシンガーなら、ある程度ボディにヴォリュームがあるのは仕方ないのかもしれないけど、それにしてもここって結構ストーリー上で大事な要素だと思うから勝手なこと言うけど何とかならんかったものか…。

あと、時代考証というか設定も結構いい加減で、物語序盤に僧侶が出てくるんだけどなぜか信仰するのは猿田彦の神。
そんなバカな。
ご丁寧に頭まで剃っている役柄で、名前もボンズという、いかにも坊主が語源ですと主張している僧侶なのに、仏じゃなくて神って。
他にも別の出演者が「イザギ、イザナギ、猿田彦の神、天照大神(原文ママ)」と祈る場面があるし。
日本や東洋の宗教についての情報が少ない時代に外国人が書いた作品なのだから、このような誤りがあるのは当然ではあると思うんだけど、少なくとも今、日本で日本人が演出をして上演するんだから直してもいいと思うんだけどなあ。
オリジナルの作者が明確な意図を持って創っている箇所は決して修正すべきではないけれど、単純な錯誤の部分は大いに直してもらった方がもっともっと物語にのめり込めるのに。
ご丁寧に観音像まで出てくるし、こうなるともうわけが分からないよ…。
イスラム教の信徒が「イエス様!」って祈っているようなもんなのにな。

便宜上不満ばかり書き連ねてしまたが、ピンカートンとスズキとシャープレスの素晴らしい3重唱を始め、最終、第3幕はさすがのクライマックスの連続で、ずっと圧倒されっぱなしだった。
物語後半の盛り上げ方は文句のつけようのないプロフェッショナルたちのなせる業だ!


夜は19時プレイボールのナイター草野球へ。
遅ればせながらニュー軟球初経験。

ナイター草野球

昨晩は3番 ファーストで出場、いつもは下位打線なので、ぬう、今夜は打たねばと張り切ったが、打棒の結果は1四球2三振ノーヒットと散々…!
今回の相手は初対戦だったけど、サウスポーのピッチャーが完璧にホンマもんで、ストレートは125キロぐらい出てたんじゃなかろうか。
ここ数年対戦した投手の中で一番速かった。
150キロのストレートを打ち、120キロのカーヴを打つプロのすごさを改めて知ったのであった。
守備ではいいプレイもできたけどエラーもしてしまった。

5-3と2点リードした状態で、6回からマウンドに上がったんだけど、なななんとフェンスオーヴァーの同点ホームランを打たれてしまった…!
ビックリした。
新しい軟球にビヨンドマックスとはいえ。

試合はそのまま引き分け。
負けてないんだけど、負けた気分だ…。


♪ Digital - Joy Division


2006年7月16日(日)

多少の失敗はあったけど

担当している土曜朝の生番組、昨日はスペシャルということでユニバーサル・スタジオ・ジャパンから生中継のコーナーがあり、僕もそちらに。
3連休の初日は絶好の行楽日和、午前9時の時点ですでに気温は30℃を超えていたんじゃなかろうかという狂気じみた暑さの中だったけど、普段こもっているスタジオや編集室を飛び出しての外の仕事はやっぱり気持ちがいい。
余談ながら前日宿泊した「ホテルユニバーサルポート」はいいホテルだったような気がする。
フロントカウンター後ろの水槽が素晴らしい。

20時からは「探検ロマン世界遺産」(NHK)→「世界ふしぎ発見!」(TBS)のゴールデンコース。
「世界ふしぎ発見!」はウズベキスタンだったけど、仏像はギリシャ彫刻の影響を受けてここで誕生したいうことを初めて知った!
仏像のルーツはシルクロードだったのか。


♪ Digital - Joy Division


2006年7月14日(金)

スポーツを愛する1人として

昨日、ジネディーヌ・ジダン選手が母国フランスのテレビに出演してコメントをし、さらに議論が過熱した感のある“頭突き退場事件”だが、もういい加減、いかにも社会問題です然として語るのはやめてもらいたいと個人的に思う。

そもそもあの件は、まず発生した試合がワールドカップ決勝であったこと、そして当事者がジダンという世界最高峰のプレイヤーの1人であったこと、さらにはそのジダンの現役最後の試合というサイドストーリーが加わったこと、以上のような特異な条件が見事に揃ってしまったことによってこれほどまでに世界中で注目されただけに過ぎないのであって、言い換えれば、先に挙げたような特殊な要素を取り去ってしまえばここまで大きく取り上げるような事態には当たらないと思う、と勇気を出して言ってしまおう。

無論報道されているような内容の暴言をマテラッツィ選手が言っていたのだとしたらそれは由々しき問題であることは間違いないが、サッカーのみならず僕の知る限り、野球でもバスケットボールでも試合の中で相手選手に向かって汚い言葉を吐いて挑発することはプロの世界においては日常茶飯事。
子供のケンカの時なんかにも、「うち帰って母ちゃんとfxxkしてな」なんて言葉をぶつけ合う習慣のあるような国ならなおさら、それと同種の暴言をゲーム中に吐くことはあるだろうし、そこに人種や宗教などデリケートな問題が絡んでくることも少なくない。
でもそれらは確かに“言葉の暴力”には違いないけれど、そこに物理的な暴力で応えてしまっては(それも衆人環視というにはこれ以上しっくりくるシチュエーションは見当たらないだろうという場面において)、やっぱりどうしたって応えた方の「負け」になっちゃうと思うんだな。

先に、この件はいくつもの特殊な条件が揃うことによって注目された、と書いたけど、さらに根本的なことを言うならば、そもそもジダンがマテラッツィの発言を無視して頭突きで報復していなければ問題になることはありえなかった。
マテラッツィが暴言を吐いていたという事実すら表には出なかっただろう。
つまり、これはそういった類の問題なのである。

世界中で行われている様々なプロスポーツの試合において、このたびのマテラッツィのように相手の怒りの琴線に触れる暴言は毎日毎日、星の数ほど吐かれ、ぶつけられているに違いない。
今回のジダンのようにそれに暴力で応えてしまうプレイヤーもいるだろうが、たぶん大多数の選手たちはそれらの暴言に耐え、忍び、あるいはその怒りのパワーをプレイの力に換え、あるいは精神の統一を乱してプレイの質を落としてしまいながらも、少なくとも試合中の暴力という手段には訴えることなくやり過ごしているのが真相であると思う。
そしてそうやって暴言をぶつけられた側の選手が耐えている限り、暴言が吐かれたという事実すらも決して報道されることはないだろう。

僕たちは知らないだけで、おそらく世界中の至るところに、家族や国籍や人種やルーツを傷つける暴言を吐かれながらも、それを我慢してプレイを続けた“頭突きをしなかったジダン”が数多いる。

いくら挑発のためとはいえ、差別的な発言は決して許されるものではないし糾弾すべきものだが、それとはまったく問題を別にし、ジダンはプロスポーツ選手としてやっぱりあれは「負けた」んだと思う。
それだけの単純な問題。
あれがワールドカップ決勝じゃなければ、ジダンじゃなければ、ジダンが頭突きをしてさえいなければ、誰も知ることなく看過されていただけの出来事。
だから世論はもちろんFIFAをも巻き込んで、今みたいな感じで事態が推移しているのはちょっと不思議。

試合の勝敗だけに論点を絞って言えば、いくら延長も後半だったとはいえ、あの退場によって間違いなくフランスの戦力は低下、ある意味仕掛けたイタリア側の思惑通りになってしまった側面もあるから、ワールドカップ決勝というこの上ない大舞台であったからこそ、スーパースターであるジダンには堪えてほしかった。
チームの勝利のために。
相手の卑劣な仕打ちに野蛮な力で対抗することは誰にでもできるけど、優れたプレイで以って相手を叩きのめすことこそが一流のプレイヤーたる所以なのだから。
スポーツを愛する1人として、それが非常に残念でならない。


♪ Slit My Wrists - Buckcherry


2006年7月12日(水)

動物の餌の残り物を人が喰う

今日の晩ご飯も家で食べたのだが、つけあわせにチンゲンサイとオクラが使われていた。
どちらもうちで飼っているヘルマンリクガメの好物である。

数年前、イヌ、ネコはもちろんのこと、ペンギン、ハクビシン、ニホンザル、ニワトリなどなど数十種に及ぶ生き物を飼育しているという茨城県内のとんでもない一般家庭を取材したことがあるが、その家の毎晩のおかずには主に飼っている動物たちの餌の残り物が使われており(人間の残り物を動物にやるんじゃなくて、その逆ですよ!)、中でもペンギンの主食である小アジが週に3度はメインディッシュとして食卓に上る、という非常に印象深かった出来事をなんだか思い出してしまったのであった、今晩のうちのご飯を食べながら。


♪ If I Could Turn Back The Hands Of Time - R.Kelly


2006年7月11日(火)

今日もよく歩いた

明日オープンする新ゾーン、「ランド・オブ・オズ」のプレスプレヴューがあったので、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、USJに行ってきた。
この中でアトラクションとして行われるミュージカル、「ウィケッド」絡みで、今度番組でVTRを流したり生中継を入れたりするのだ。

「ランド・オブ・オズ」オープニングセレモニーの様子

このプレスプレヴュー、失礼ながら予想に反してものすごい数の取材陣が来ていた。
ざっと見積もっても優に100社以上は。
チラリと社名等を見たところによると、関西のみならず中国地方や東海、関東、果ては東北あたりからも来られていたようで。

一般客の見ない、我々報道陣向けのショーの演出にも手間を掛けているし、ノヴェルティなどにも少なくない金を充てているみたい。
広報担当者はずっと忙しそうに動き回っているし、夢を売るお仕事も大変だ(他人事ではないか?)。

会社帰りに近くの餃子専門店「チャオチャオ」で餃子を4種類ほど買い込んで帰宅。
無類の餃子好きである妻とそれをメインディッシュに夕餉を囲んだが、どれも美味くて2人とも満足した。


♪ Today - Smashing Pumpkins


2006年7月10日(月)

ピラティスからピラルクへ

数ヶ月前よりピラティスを習い始めてすっかりハマり込んでしまっている妻とともに、なんと人生初のピラティス教室に午前から行ってきた。

うちから車で10分ほどの「ピラティス・スタジオ MOMO」というところ。
妻がいつもお世話になっている沢田先生に懇切丁寧に教えてもらった。
一言で言うと、メチャクチャ難しいね、ピラティス!
「肩甲骨を閉じる」とか「肋骨を開く」とかいった表現が随所に必要となってくるんだけど、今までそんなイメージで体を動かしたことなんかなかったから、ピラティス独特の呼吸法なんかも常に意識しなければいけないし、もう頭がこんがらがった。
そもそも体が硬く、筋肉のつき方なんかも今のところまったくピラティス向きではないということがよく分かった、僕の場合。
続けていって少しずつできるようになれば楽しいんだろうなあ。

まだお天道様は真上にある時刻なので、ピラティス・スタジオを出た後、神戸にある「須磨海浜水族園」に向かった。

須磨海浜水族園

旅先や出先では日本全国、極力水族館の類には足を運んでいる僕だけど、実はこの須磨海浜水族園は初めて。
今初めて行ったことが非常に悔やまれるほどに素晴らしい水族館だった、ここは!
灯台下暗し。

先日覗いた「エプソン品川アクアスタジアム」がイルカショー以外は質量ともに物足りなかっただけに、この須磨海浜水族園の余裕のある敷地面積、すべてを網羅しているわけではないけれど分野によってはひたすら深くまた数自体も充分な生体たち、そして見学者ができるだけ飽きないよう楽しめるように工夫された展示や企画などに感動し、興奮したのであった。

「ラッコの餌やり」や「イルカライブ」、テッポウウオとデンキウナギとピラニアに餌をやる「さかなライブ」といったショーも楽しく、サメやエイを中心に収めた「波の大水槽」も水に動きがあるから大迫力で、また化石や標本や様々な資料類など、生体以外の展示物も充実していた。

中でも特に力が入っていたのは淡水魚で、南米の魚たちを集めたその名も「アマゾン館」や、その他多種の淡水魚たちを展示する「世界のさかな館」、「森の水槽」はもう心拍数の上昇なしには通過することはできない。

希少なオーストラリアの肺魚、ネオセラトドゥス 1mオーヴァーのネオセラトドゥスが群泳している様は壮観

上の写真はオーストラリア原産のネオセラトドゥス(ネオケラトドゥスとも言う)という肺魚だが、この種はアフリカの肺魚とは違ってさらに希少性が高く、たまに熱帯魚ショップに出ることもあるのだが、その値段は数十万円。
そんなやつらが複数尾悠々と泳いでいる(しかもサイズは皆1m超!)様に見とれずしてどうするか。

さらに「おお!」と感嘆の声を出さずに堪えることができないのが「アマゾン館」の水中トンネルで、このチューブ水槽の中にはなんと皆2mを超えるピラルクが計4尾、超然と中層を漂っている!
これだけ立派なピラルクを長期間飼育するその技術と情熱に、感謝。

2~3m級のピラルクが4尾並んで泳いでいる! ピラルクたちが泳ぐ水槽は日本初のチューブ水槽とのこと

企画ものとしては「ファンタジー水族園 ~絵本の中のさかなたち~」と銘打たれて催されていた特別展は、そのタイトルが示すようにいろいろな絵本をモチーフに、その物語の中の世界を水槽内に再現しているというもの。
たとえば「ライギョのきゅうしょく」という絵本を元にカムルチーとタナゴを使ってその世界を再現し(そのまま入れたのではすぐにタナゴが喰われてしまうのでそこには一工夫)、「ザリガニさいばん」という絵本に従ってはアメリカザリガニとマナマズで再現。
生体だけじゃなくて装飾も手を抜かず凝られており、この特別展は非常に面白かった。

絵本の世界を再現している企画展は非常に面白かった

閉演時間いっぱいまで堪能した。
余談ながら月曜というのにお客さんはたくさん。
理解できる。

帰ってきてヘルマンリクガメのシロをヴェランダに出して散歩させていたら、時間を置いてなんと2回もウンチをした!
最近よく喰うからなあ。
今日の朝はそういえば初めてのモモをあげたら美味そうにペロリと平らげていた。
トコトコよく歩き、1時間ほどは散歩していたんじゃないだろうか。

近所のうどん屋「木村」に晩飯を喰いに行き、「夏カレーうどん」という、温かいカレーだしに冷たいざるうどんをつけて食べる一品を賞味したが、とても美味しかった。
特にカレーが最高で、ルーとは別に調理されてトッピングされたナス(炭火の風味が!)やグリーンアスパラガスやトマトといった夏野菜の一群が最高。


♪ Written In Stars - Elton John & LeAnn Rimes


次行こう、次

日曜は昼からバスケの練習試合があったが、初勝利どころかダブルスコア以上のボロ負け…!
相手も強かったけどこちらもまったく噛み合わぬままに…。

帰途、ホームセンターとスポーツショップとスーパーに寄って買い物。
夕飯にはモロヘイヤとオクラが使われていた。
その前の日にはコマツナが入っていた。
カメの餌と食材が重なっているが、気にしないでおこう。

カメといえば帰宅後、まだ薄明るかったのでヴェランダを歩かせたのだが、その時やつは人間の知らぬ間にヴェランダ用サンダルの上にこっそり排便をしていたのである。
ものの見事にそれを素足で踏んでしまった私を誰が責めることができようか!
いやあ参った参った。


♪ No Quarter - Led Zeppelin


2006年7月 8日(土)

遠くへ行きたい

土曜は仕事のためほぼ徹夜に近い形で毎週帰ってくるのでとても眠いのだが、それでも20時から始まる「探検ロマン世界遺産」(NHK)とその後、21時からの「世界・ふしぎ発見!」(TBS)は欠かせない。

今日の「探検ロマン世界遺産」はボリビアのティワナクだったが、個人的にものすごくそそられる取材地だった。
マヤ、インカ、ナスカなど興味深い一群のアンデス文明の中にあって、まだ発見されてから日が浅く、遺跡の発掘も始まったばかりという、これからどんどん面白くなっていくところじゃないだろうか。
いつか中南米に赴くことがあれば、マチュピチュやテオティワカン、ティカルなどと並んでぜひとも訪れたい都市跡だ!
しかしラテンアメリカは、ガラパゴスやアマゾンなど行きたいところ、テーマが多過ぎて、ただでさえ日本から一番遠い場所なのに、果たして死ぬまでに回りきれるかな? サラリーマンしながら…。


♪ Poontang - T-Bone Walker


2006年7月 7日(金)

生殺与奪を決めるのは?

僕は現在、計19種51尾ほどの魚(とエビ)を4つの水槽で飼育している。
そのうち一番小さな35cm水槽が空いているので、いわゆる小赤(金魚すくいの獲物になっているような小さな金魚。主に大型魚の餌用としてショップで売っている)を買ってきてそこに入れて、120cm水槽に棲んでいる大きな魚どもの餌としてあげようかな、とここのところ企んでいたんだが、「かわいそうだからやめて」という妻のやんわりとした反対にあい、やむなく断念中なのである。

飼っている魚の餌として生きた魚をあげる。
確かにこの行為は理屈の上ではなんだか破綻をきたしているようにも感じられる。
小さいながらもパクパクチョコチョコと懸命に生きているメダカや金魚の命と、それらをガブリと一呑みに喰らうスネークヘッドやナイフフィッシュの命と一体何が違うのだ、と問われてはぐうの音も返せない。
どっちがかわいいかと訊かれたら、ともすれば喰う側の怪魚たちよりも餌となる小魚の方がよっぽど愛らしいのではないか、なんて当の僕でも思うかもしれない。

もし反論するとするならば、大きな魚たちの胃袋に収められる小さな魚たちは決して悪ガキにいじめられて殺されたり残虐な釣り人に岸に打ち捨てられて死に至ったわけではなく、他の生物の貴重な糧としてその尊い生命を捧げたんです、無駄死にではないんです、食物連鎖のピラミッドなわけです、といった具合が精一杯だろうか。

こんな時にいつも思うんだけど、人間は誰だって必ず、生きとし生けるものの命というものに序列をつけている。
命の重さは平等である、なんて虚ろな言葉もあるにはあるが実際にはもちろんそんなことはなく、明確に差がつけられている。
そしてその“命の序列”は言うまでもなく絶対的なものではなく、決める人の主観によって、シチュエーションによって、その他諸々の条件によって変わる。

僕は、メダカや金魚はすまないけれど我が家にいる大型魚の食物となってどうか輪廻に組み込まれてくれたまえよ、と思うことができるが、妻は、メダカや金魚だって生きているんだから配合飼料や冷凍エビとかで大型魚が生きていけるなら餌としてあげなくてもいいじゃない、と感じている。
このように卑近なところで見てみても、僕と妻は明らかに異なる場所にラインを引いている。
過激な環境保護団体が、クジラは賢いんだから食べるな! と叫んだり、反対方向に過激な人々が、野良イヌ・野良ネコは迷惑だから駆逐せよ! なんて主張したりするのは、その極端な例である。

こうなるともうどこまで考えても、何が正解とか何が間違いととかいうことは分からない。

ただ、どんなヴェジタリアンだって必ず何らかの形で他者の生命を犠牲にしなければ生き延びることができないという現実がある以上、誰しもがどこかにそのラインを引かねばならないのだな、自らの主観によって。

もっと飛躍し極論してしまえば、ペットを家で飼うという行為自体がその生物の幸福を損なっている、という考え方もある。
どれだけお金や手間を掛けてもその生き物が野生の状態で生きている環境を完全に再現できるはずはないのだから、スケールの差こそあれすべてのペット飼育は箱庭飼育でしかない、という見方。
つまり、アマゾン川に棲んでいるナマズを日本の家庭の水槽で飼ったり、アフリカにしか棲息していないカメをわざわざ加温したケージ内で飼うのは広義の意味で虐待である、ということ。
品種改良によって純野生のものがいなくなっている、ほとんどのイヌやネコだってもちろん例外ではなく、たとえばロシア原産のシヴェリアンハスキーを高温多湿の日本で健康に飼えるはずがない、とか、温暖な地中海沿岸で生み出された小型犬たちを、ニットを着せてまで冬寒くなる日本で飼うのはバカげている、なんて意見も実際にある。

突き詰めていけば本当にきりがなくてまったく先が見えなくなるし、そうなると僕たちはペットを買うことも肉を喰うこともできなくなりそうなので、せめてその一つ一つの振る舞いや行為に心を込め、無駄な生命はできる限り奪わないように努力するとしよう。
カとかゴキブリは別ね。


♪ I Will Get By - The Grateful Dead


2006年7月 6日(木)

バケツをひっくり返したような、とはこのことだ

昨日は仕事の後、番組スタッフや後輩たちとともに会社近くの中華料理店「双龍居」へ晩飯を喰いに行った。
コショウが抜群に効いたピリ辛の麻婆豆腐が名物のこの店は、常時カエルの唐揚げや炒めものが食べられる店でもある。
その麻婆豆腐にカエルの唐揚げ、そして特製餃子、中華ちまき、炒飯、キクラゲと玉子と豚肉の炒めもの、湯葉とチンゲンサイの炒めもの、できたての叉焼などを食べた。

家に帰る前に熱帯魚店の「グレートアマゾン」に行き、壊れていたサーモスタットや水温計などを買う。
ちなみにこのあたりではものすごい勢いで雨が降っており、車を運転していても全然前が見えない。
勘で走ってきた。


♪ Leper - Ministry


2006年7月 5日(水)

楽しかったことしか書かないよ

昨晩のバスケの練習には、今年2月の発足以来最高人数となる総勢15名が都合集まった。
いやあ、なんだか感慨深いな。
女子もコンスタントに複数名参加するようになったし。

ただなんと愚かなことにバスケットシューズを持っていくのを忘れてしまった!
何か車から降りてバッグ担いだら「あれ、軽い」と思ったんだよなあ…。
コートでレンタルしている靴を借りてやったけど、やっぱり足に合わなかったみたいで帰って見てみたら右足の親指の裏の皮がベロリと剥けていた。
痛い。

先日のウェアとシューズに続いて、これまたお気に入りのTIMBERLANDの夏用カーゴパンツを色違いで2本ゲットした。
今履いているものも同じやつが2本あるんだが、あまりに酷使しすぎて両方ともケツのあたりが破れそうだったので。

魚を飼育している水槽のうち、60cmのものの1つの方の水温管理システムがどうも不調。
早急に手を打たねば。


♪ 芋虫 - 人間椅子


2006年7月 3日(月)

義母来たりて妻と2人遊ぶ

今日は名古屋から妻の母が日帰りで遊びに来た。
うちで昼ごはんを一緒に食べた後、妻と2人、母娘水入らずで出掛けていった。
僕は1人で家にいる間水槽の水換え&掃除。
汗だくの飼育水まみれになり、ひとっ風呂浴びたところで2人が帰ってきた。
夙川~苦楽園口界隈の洋服屋さんを10数軒も回ってきたんだとか!
さすが。
義母はパンツやTシャツやスカートを買っていたよ。

3人で「カフェ・ラティーノ」に晩飯を喰いに行く。
今日はタコスはラムとチキン&シーフード、サボテン&チーズ&ひき肉の3種を、それにウチワサボテンのステーキ、アステカスープ、アヴォカドとエビのメキシカンサラダを食べた。
いつもながらトルティーヤは最高に美味く、またウチワサボテンのステーキの予想を超えた肉厚ぶりとジューシーぶりに舌鼓。
バターの味付けと、落としたライムの果汁、そしてちょっとつける塩が醸し出す風味も素晴らしい。

新大阪まで義母を送り、帰りに「コーナン 西宮今津店」に寄って魚飼育用品やスポーツ用品など買って帰宅。


♪ Boom Ka Boom - Kory Clarke


2006年7月 2日(日)

神戸 元町ちょっとだけ探訪で求めていた品を入手

てっきり雨だろうと思っていたら、見事に晴れた日曜日。
ヘルマンリクガメのシロをヴェランダに出してやったらテクテクと歩き回って気持ちよさそうにウンコもしていた。

午後から妻と神戸に出掛ける。
主たる目的は、先日買いに行ったら店がなくなっていた件のスニーカーを買うため。

車を停めた後、まずは旧居留地のジーニアスギャラリーに入っている「DIESEL」を覗きに行っら、セールが始まって最初の日曜とあって客はとても多かった。
フラフラとTシャツ2枚&タンクトップ1枚を購入!

DIESELで買ったTシャツとタンクトップ

ほどなくして今日の本命であるスニーカーを買いに元町高架下の「シェルクア」に。
僕が探し求めていたのはROYAL ELASTICSというオーストラリアのブランドで、スリップオンの履き心地、スタイル、カラーリング、耐久性など、どれをとっても最高に気に入っているもの。
これがなかなか取扱店が少ないのだ。
首尾よく2足ゲット!

ROYAL ELASTICSのスニーカー、“ICON”

神戸を後にし、帰途、芦屋の有名ベーカリー、「ビゴの店」がやっているレストラン、「レスカエコ ビゴ」で夕飯を食べた。
料理名は忘れてしまったが、たくさんの大きなインゲンマメと豚肉を煮込んだフランスの地方料理が雰囲気もたっぷりでとても美味しかった。
ただヴォリュームあり過ぎで2人ともども腹はち切れそう。

さらに「ひごペットフレンドリー 西宮店」に寄って魚飼育用品を買って帰宅した。


♪ Agony And Ecstasy/Heal My Soul - Savatage


2006年7月 1日(土)

揺れないけれど活きた心はどこにあるのか?

 『雨ニモマケズ』

 雨ニモマケズ
 風ニモマケズ
 雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
 丈夫ナカラダヲモチ
 欲ハナク
 決シテ瞋ラズ
 イツモシズカニワラッテヰル
 一日ニ玄米四合ト
 味噌ト少シノ野菜ヲ食ベ
 アラユルコトヲ
 ジブンヲカンジョウニ入レズニ
 ヨクミキキシワカリ
 ソシテワスレズ
 野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
 小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ
 東ニ病気ノコドモアレバ
 行ッテ看病シテヤリ
 西ニツカレタ母アレバ
 行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
 南ニ死ニサウナ人アレバ
 行ッテコワガラナクテモイイトイヒ
 北ニケンクヮヤソショウガアレバ
 ツマラナイカラヤメロトイヒ
 ヒデリノトキハナミダヲナガシ
 サムサノナツハオロオロアルキ
 ミンナニデクノボートヨバレ
 ホメラレモセズ
 クニモサレズ
 サウイフモノニ
 ワタシハ
 ナリタイ

  宮沢賢治


拙ごときが思いつき考えるようなことはたいてい偉大な先人の誰かがすでに著して世に送り出しているわけで、こんな気分の金曜から土曜日。
主に負の感情を背負うフィールドにおいては極めて鈍感かつ無神経な反応を自らに求めながら、正方向に働く感性はヴィヴィッドなままでありたい、と欲することは果てしなく矛盾するものであり、成就不可能な雲上の目標であるからこそ、我々は現世を溺れながらも泳ぎ続ける意味がある。


うちの玄関には今までずっと姿見というものがなかったんだが、先日一念発起して特注していた総鏡張り仕様の玄関クローゼット扉が今夜届けられ、設置された!

玄関のクローゼットに取り付けられた鏡張り仕様の扉

僕はともかく、妻などにとってはこれはだいぶ重宝するだろう。


♪ New World Man - Rush