« カメ飼おうかな(「カメの飼い方」という本は注文してしまった) | メイン | キャヴスvsウィザーズ 第3戦 »

2006年4月27日(木)

無間地獄

人間というものは誰だって一言や二言でその個性を表すことができるものではないし、1日や2日付き合ったところでその細かな内面などとても掴みきれるものではない。
四六時中顔をつき合わせて、飽きるほど会話をして、いろいろな共同活動をして、様々なイヴェントを経験して、ことごとく価値観に触れて、初めて相互理解することができるか、もしくはそれでもできない。
ということは頭では分かっているつもりなのに、それでもごく限られたコミュニケーションによって相手に自分の人格が誤解されたと感じたり、限られた側面で判断されたと感じた時には相応のストレスがかかってしまうというのは、どこまでいっても自らの未熟さゆえ。

そう考えてみると、生涯において自分の人間性のすべてを理解してくれ、逆に自分がその人間性のすべてを理解することができる人というのは、家族以外には存在しえないのではないだろうか。
それも決して親兄弟ではなく、他人を経て家族になる配偶者のみ。

配偶者以外でも家族であれば、物理的なコミュニケーションの障害はクリアしうるかしれないが、「相手のことを知ろう、理解しよう」という相互理解を目指す志というものはやはり生まれながらの家族と配偶者との間には大きな隔たりがあるように思う。
恋愛や結婚という、形があるようでない不確かな理念は、そのような“相互理解に対する積極性”という要素においても一役買っているようだ。

もちろん言及するまでもなく、配偶者であっても“完全に近い形で相互理解が可能な存在でありうる”というだけで、皆が皆それをすることができるなどということはない。
所詮我々が持っているスタート地点としては、筆舌を尽くしに尽くしきったとしても他人に自分の思惑や人間性が伝わることなんてありえない、もし伝わったとしてもそれは限りなく奇跡に近いのだ、という認識でさえあれば、それが健全なスタンスである。
と、ここで話はまた冒頭に立ち返るのだ…。


♪ Peace Of Mind - Michael Monroe


コメント

難しいことはよく分からんけど、「嫁さんとけんかした」っていうこと?
それなら、犬も食いませんぜ(笑)

ネットでは初めまして!!
私も昨日ずっと友達について似たような事(?!)を延々と考えてました。
当然、答えなど見付かるはずもなく…。切なくなっただけでした(^_^;)
答えが出ないかったとしても、一度このテーマで編集長さんと熱く語ってみたいです(笑)

>LYNOS
違う違う、反対ですよ!
配偶者を褒め讃えているじゃないですか、一貫して。
やだなあ、もう。

>MILK TEA
本当に似たような事?
まあいずれにせよ言えるのは、我々は皆、他人に過度な期待などかけてはいけない、かけるべきではないと頭では分かっているのに、期待しては裏切られて…、という輪廻の中で生きているということよ。
でもお前と熱く語るのはちょっと…。

そんならよかったけど、
「けんかしちゃったけど、心の中ではこう思ってるぜ」
っていう嫁さん向けメッセージかと思ってしまいました(深読み)

FTさんとこは、喧嘩なんてしないんだろうね。
ブログ読む限り仲良さそうだもんね

そういうアニキのとこはどうでっか!

コメントする