放棄試合も辞さず! の覚悟で抗議に臨んでほしかった
3月も中旬だというのに大阪市内で吹雪いていたことにもビックリしたけど、何に憤ったかって、すでに憤懣百出のこととは思うけれど、改めて、WBC 日本vsアメリカのあのジャッジはいかんとも納得し難いではないか!
何度どう見たって捕球の後に西岡はスタートを切っている。
一部の訳知り顔した人たちは、「どっちにしろ9回裏にサヨナラヒット打たれてたんだから負けていた」という意見を持っているようだが、些細なワンプレイがその後の展開に大きな影響を及ぼすあのような行き詰る接戦にそういった見方は当てはまるまい。
あの間違ったジャッジ以外は本当に実力伯仲した好ゲームだっただけに、野球好きとして残念極まりない。
もちろん素直に負けたと思えないだけに、敗戦そのものはとても後味が悪い。
そもそもがWBCの審判はアメリカ人、それもギャランティーの面で折り合わなかったとかでメジャーリーグからではなくマイナーリーグから選出されたアンパイアたちが務める、という情報は開催前から届いてはいたが、それがどんなにおぞましいアクシデントを引き起こす要因なのかを、今日までついぞ知らなかった。
対戦国の一方の国籍を有し、さらにはとても世界トップクラスの技術を持つとは言えない主審が強大な権限を持ってゲームを裁くという事実がもたらす弊害を、よりによって日本が最悪な形で体験する羽目になってしまったではないか。
個人的にはシドニー五輪の柔道、篠原vsドゥイエ戦における誤審をはるかに超える激怒物件だ。
♪ 有害ロック - 聖飢魔Ⅱ
「すぽると!」を観ていたら解説陣のあまりの物分りのよさにまた憤慨!
「審判のことはもう忘れて、次に向かいましょう」って、そんなんだからなめられるんだ!
間違いは間違いとして追及すべき類の意義があるんじゃないのか? 今回のケースには。
そして番組の最後に流れたMLB広報のおっさんのインタヴューにさらに怒髪天!
何が「(主審は)素晴らしい仕事をしたと思っている」だ!
恥を知るのだ!
コメント
ちょっと驚きましたよね。だいたい一回下された判定を覆すと言うこと自体、ほぼありえない・・・。
正直、アメリカの試合をアメリカ人が審判すると言うこと自体がありえない!と思う。
「WBC」というイベントに賛同した各国から選りすぐりの審判を集め、試合としている国と審判の国籍が被らない、というようにならなかったのですかね?
ギャランティーうんぬんを超え、歴史的イベントの成功に助力したい!という審判も世界にはいっぱい居たに違いないのに・・・
Posted by: シンジ | 2006年3月13日 23:15
>シンジ
まったくもって前代未聞の判定覆りであります。
WBCのアンパイアはマイナーリーグの人たちがやるらしい、ということは開催前に分かっていたんですが、1つ日本に(アメリカ以外の国に)落ち度があるとすれば、その時点で異を唱えなかったことだと思います。
確かに事が起こってから「第三国のジャッジを入れろ!」と言うことは易いけど、なぜ開催前に気付かなかった…。
でもこんなトンデモ判定は想定できないよなあ…。
「世界一の野球大国」、アメリカで。
Posted by: FT編集長 | 2006年3月14日 01:06
エエエエッ! 今初めて知りました。WBCのアンパイアって……そうだったの?
ゲー。WBCの関係者野郎ドモはサッカーのワールドカップは見てないのでしょうか? 自国の審判が立つなんてありえない……。ビックリです。それでなくてもアウエイなのに。……しかもマイナーの審判? メジャーとは金が折り合わんかった? アンビリバボ~。
試合そのものは見逃してしまったので、真偽の程はまるっきりわかりませんが、ソモソモ一度下りた審判が覆ること自体、異常! ニュースで見て嘘でしょ?って感じでしたよ(^_^;)
王監督がどれほど抗議したかは知りませんが、もう少し関係者一同こだわって欲しかったなぁと思います。
イヤホント。ありえないから……(苦笑)
Posted by: ヒ~ | 2006年3月14日 01:46
>ヒ~
らしいのです。
全員じゃないんだけど、WBCを裁く30数人のうち20数人までがアメリカ人だとか。
実際に昨日の日本vsアメリカ戦も、塁審1人以外はアメリカ人でした。
そして問題の主審は1999年にメジャーリーグから追われた欠格審判とのこと。
でもまあそれよりもそれよりも。
嗚呼悔しいこと。
Posted by: FT編集長 | 2006年3月14日 02:20
日本チームももう辞めて帰ってくればいいのにね。
WBCが一回目だからって穏便に済ませようとかいうんじゃなくて、一回目だからこそしっかりしたものを作っていこうという意味で日本は主張すべきだと思う。
Posted by: LYNOS | 2006年3月14日 09:58
>LYNOS
本当にそれぐらいのことしてもいいくらいの事件ですね、これは。
紳士的であることと不正に泣き寝入りすることはnearですがsameではない。
前のコメントについて少しだけ訂正します。
“問題の主審は1999年にメジャーリーグから追われた欠格審判”という表現をしましたが、正確には“労使紛争によってメジャーリーグから脱退した”というのが事実だそうです。
僕が英文サイトを誤読していました。
Posted by: FT編集長 | 2006年3月15日 01:10