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2006年3月18日(土)

ちょっと複雑な気分

WBC、日本が準決勝に進出できることになり、王監督や選手たちはもちろんうれしそうだったし、僕の周囲の人たちも概ねバンザーイと喜んでいたが、僕はいまいち手放しではやったあと言えない気分。
勝って掴み取った準決勝行きではなくて、転がり込んできたもの、という印象が強いことももちろんあるし、何よりも、仮に明日の準決勝で韓国に勝ち決勝進出を決めたとしても、何だか「韓国に勝った!」と胸を張って誇り切れないような気がするのだ…。
明日勝ったと仮定しても、今回のWBCでの対戦成績は日本の1勝2敗、韓国の勝ち越し。
それがリーグ戦とトーナメントとの違いなので、別に気にする必要はないのかもしれないけど…。
もし逆の立場だったとしたら、1次、2次ラウンドで日本が韓国に勝っていて、準決勝で負けたとしたら、「いやあ、韓国には完敗だよ!」とスッキリ負けを認めて送り出せないような気がするから、多くの韓国人もそのような気分になったりしないかな…?
もちろんその前に、これまでの2戦における、僅差ではあるけれども韓国の強さが際立った完全な日本の力負けを見る限り、次も勝てない可能性は十二分にあるし…。
このまま韓国に勝ち進んでもらっていっそ優勝してくれ、と言ったら非国民か?

それにしてもアメリカの不甲斐なさといったら。
“格下”のアジアやカナダ、メキシコのブロックに入り込み、2次ラウンドや準決勝でも中南米の強国たちとは当たらない特殊な組み合わせを勝手に決めて、“アメリカが決勝に進むため”のシステムを用意したにも関わらずこの体たらく。
決してアメリカという国が好きなわけではないが、野球というスポーツを愛するものとしてガックシってカンジ。
研究され尽くしていたのか相手のことを研究していなかったのか、ハナから列国を見下してなめてかかっていたのか。
NBAのスター軍団から選抜されたUSA代表、いわゆるドリームチームが屈辱の6位に沈んだ2002年の男子バスケットボール世界選手権が思い出された。

と言いつつ明日は日本vs韓国をバッチリテレビ観戦するために昼間の予定を外したんだけど。
ボブ・デヴィッドソンにも注目だな。


♪ Already Gone - Eagles


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