以前にもチラリと書いたことがあるが、実はここのところずっと、2つある60cm水槽のうちの1つに設置して使っている外部フィルター(飼育水を濾過する装置)、エーハイム2215の調子が芳しくなかった。
本来汲み上げて吐水するはずの水量に働きが至らず、つまりポンプが組み込まれたモーターヘッド部分が満足に作動していない状態。
幾度かの試行錯誤の末に導き出され、確信された原因は以下の通り。
まず、うちの2つの60cm水槽は下写真のように設置されている。
このうち、外部フィルターの働きがよろしくないのは下段の方で、上段に置かれている水槽の方はまったく問題ない。
水槽台の右下に置かれている濃緑色をした筒のような機械が外部フィルターである。
それを踏まえた上で、このたび思い至った不調の原因を示した写真が次。
実はこの外部フィルターという代物は、モーターヘッドを内蔵している本体最上部分が、水面よりも下方にないとポンプで水を吸い上げることができないようになっている。
この写真を見ると、辛うじて水面の方がモーターよりも上にはあるが、その差は非常に小さい。
実際、換水直後の水位が高い状態の時よりも、日にちが経過して水が減ってきた時の方がより吐水量が少なくなり、不調が顕著になっていた。
すなわち、水面とモーターヘッドの高低差が僅少なために、エーハイム2215はフル・パフォーマンスを発揮しないのだ、というのが辿り着いた結論。
そこでこの不調を解消すべく、外付けのポンプを新たに購入して取り付けてみることにした。
外部フィルターにポンプ単体を接続して床と同レヴェルにおけば、本来の働きを取り戻すに違いない、と信じて。
3日前にネット通販で注文した水陸両用ポンプ、エーハイム1048が早くも昨日家に届いたので、会社から帰宅後さっそくセットしてみた。
最初は外部フィルター本体のコンセントは抜いて、内蔵ポンプは使わずに今回購入した水陸両用ポンプのみの力で動かしていたんだけど、フィルターがそもそも外付けポンプを前提としたサブフィルターではないのでモーターヘッド部分で無駄な抵抗が掛かっているのか、本来吸って吐くほどの水量ではない。
そこで若干掟破りではあろうが、外部フィルター本体の電源も入れてポンプを稼動させ、つまりポンプ2台労働体制にしてみたところ、ものの見事に水勢が増し、これぞエーハイム2215と言わんばかり、上段の60cm水槽にセットされたそれと同等の水量送出をこなすほどに甦ったではないか!
とにかくやった。
ただダブルポンプシステムという形は何となくだけど仮の姿にとどめておいた方がいいような気がするので、近々にサブフィルターの2215を買って再セットすべきであろうとは思う。
♪ Thrill Me - Michael Monroe