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2006年1月22日(日)

土曜の晩のテレビ番組

昨晩、19:00から放送していた「極寒の死闘! マグロに賭けた男たち4!!」(テレビ朝日)という番組を観たんだけど、期待に違わず大変面白かった、引き込まれた。

青森県は下北半島の北端に位置する大間という海でマグロの一本釣りをする漁師たちの、それぞれのバックボーンを濃厚に絡めたライト・ドキュメンタリー。
ドキュメンタリーとしてはライト気味だけども、登場している各漁師たちが生きるストーリーはまったくライトなどという語感はそぐわないシリアスなもの。

ここぞという数ヶ所の盛り上げどころでは、サブちゃんの演歌が決しておふざけなどではなく大真面目にバッチリONで1コーラス流されていたが、その微妙かつ大胆な滑稽さすらも番組の完成のためには欠かすことのできないエッセンスだったのだ、ということが観ているうちに如実に理解されるほどの、海に生きる男たちのどうしようもない悲哀とつかの間の勝利に満ちたストーリー。
誇張じゃなく涙をも誘っていたじゃないか。
内海賢二のナレーションもはまり過ぎている。

子供の頃の夢はプロレスラーか漁師になることだったと公言する僕だけど、尻尾を巻いて退散せざるをえない。
迂闊に安易に口滑らせて申し訳ありませんでした。
というぐらいに大変だ、漁師。

とにかく、漁師や釣りや魚に人一倍興味を持っている僕のようなタイプの人間に限らず(と固く信じているのだが)、観衆を感情移入させるという点においては随一だったと思われるこの番組。
4というからには1~3があったはずだが、今回が初めての視聴だったことが残念だ。


対して「ジャリバラ!」(フジテレビ)は、制作者の端くれとして反面教師としたい番組である。
ジョディ・フォスター…。


♪ 釣りに行こう - The Boom


コメント

オレも観ました。
マグロ漁モノは良く観ますね。面白い!!

バイタリティーがスゴイ!
還暦前後の方々が、ソナーや電気仕掛けの設備を使いこなし、自分の何倍もの体重のある獲物を仕留めていく!
スゴイとしか言いようが無いです。

後継者になるべく若者がいなさそうなのは気になるが、あのバイタリティーを現在の若者に求めるのは厳しいかなぁ・・・

子供の頃の夢はプロレスラーか漁師になることだったのか・・・。
とてもとても編集長からは想像できませんワ。

どっちにしても色が黒そうだなー(→女の視点)

みみみたかったですぅ〜
築地のからみで、よく河岸の人に大間の漁師さんのことを聞いておりましたので
かなり興味ある〜。
だって大間というか鮪漁はギャンブルですもんw
命もお金も・・・男の世界。

>シンジ
いやあ本当にすごいパワーでしたね、年老いた漁師たち。
確かにあれだけのヴァイタリティをただ生きるために費やすというのは、我々にはできそうでできないことなのかもしれません。

>あやっち
夢破れたサラリーマンです。
プロレスラーは黒くないだろ?

>シャルロット
まさにギャンブルですね。
3年マグロ1本も釣れてない、なんて人も出てきてました。
命も本当にそう。
船には1人しか乗ってないから、落水→確実な死ですものね…。

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