再び佐渡裕、そして「銀しゃりや」
2週間前に杮落とし公演に行った兵庫県立芸術文化センターに、今日も午後からコンサートを聴きに行ってきた。
佐渡裕指揮、演目はラヴェル「ボレロ」、モーツァルト「協奏交響曲 変ホ長調」、そしてベルリオーズ「幻想交響曲」。
例によって当然満席、改めて素晴らしいホールだなあ、と思った次第。
おそらくこの手のコンサートにしては珍しいことだと思うが、開演前に佐渡裕氏が壇上でプレトークを行っていた。
トークとともに、達者なピッコロの腕前を披露する一幕もあり。
1曲目のラヴェルの「ボレロ」が中では一番印象深く、とてもよかった。
同じ旋律を繰り返し、まずはフルートが、次にオーボエやクラリネットが重なり、管楽器も加わり、そしてヴァイオリンも、ヴィオラも、チェロもコントラバスも…、となぞっていく様は圧巻。
4種の弦楽器がすべて揃ってピチカートしている景観もまた圧倒的。
フルオーケストラの魅力が存分に表れている曲だと感じた。
最後、「幻想」の第5楽章も同じようにフルオーケストラのフルオーケストラたる持ち味が充分に表現され、大いに盛り上がって幕を閉じた。
演奏中の佐渡さんは、指揮をしているような、ただ単に踊っているだけのような(?)、とにかく楽しそうにノッていた。
家に戻ってから水槽の水換え。
残念なことに8月に生まれたライアーテール・ブラックモーリーの稚魚1尾が死んでしまっていた。
これで生き残ったのは1尾。
かなり大きく育った個体で、こいつは丈夫そうだ。
一っ風呂浴びて、夕飯は芦屋市役所近くの「銀しゃりや」という和食店に赴く。
今日食べたのは、銀しゃり(その名の通り、この店がこの店たるゆえん、釜で炊いた美味い白飯)、明石蛸の造り、柿と法蓮草の白和え、カレイの一夜干し、松茸の湯豆腐、神戸牛サーロインと野菜の盛り合わせの陶板焼、そして最後に栗のジェラート。
ピンクの和服を着た美しい女性店員のサーヴィスも心地良い、今晩も良い食事であった。
でも汗はかいたし焼き物の匂いはついたし、また風呂に入らねばならぬ羽目に。
嗚呼、つかの間の休日は一瞬に過ぎ行く。
♪ Cruisin' - Larry Carlton
コメント
つかの間の休日なのに、充実してるなぁ~。すげぃパワー!
編集長に、ぐだぐだ眠る休日は無いの!?といつも思うよ。
明日への活力が漲ったかしら?
それにつけてもお腹が減る描写。明日の昼が待ち遠しい(涙)
Posted by: あやっち | 2005年11月 7日 01:14
ぐだぐだ眠る休日という選択肢は、正直言ってありませんで。
でも活力が漲るというよりは、どっちかと言うと仕事の日より疲れる?
Posted by: FT編集長 | 2005年11月 8日 01:05
こんにちは。覗いているだけでしたが、思い切って書き込みさせていただきます!
佐渡裕さん、実はファンなのです(≧∇≦)ノ
あのダイナミックな指揮を見て感動してしまいました。
12月の「一万人の第九」というイベントは私にとってもはや毎年恒例の行事!
今週の土曜日もお昼からレッスンなんです。
最後にお魚さんのご冥福をお祈り致します(;_;)
Posted by: uiyo | 2005年11月10日 13:20
どうもuiyoさん、バンバン書き込んでください。
おお、ひょっとして「一万人の第九」のメンバーだったんですか!?
すごい。
僕も佐渡裕さんは、数年前、「情熱大陸」を観てからのファンなんです。
今も神戸在住なんですね。
お悔やみ、どうもありがとうございます。
今度よかったら見に来てくださいよ、魚。
ではまた明日よろしくお願いします。
Posted by: FT編集長 | 2005年11月11日 02:06